
結婚式のスタイルは多様化し、カップルの個性や価値観を反映できる選択肢が増えています。教会式や神前式といった伝統的なスタイルから、人前式やガーデンウエディングなど自由度の高い形式まで、それぞれ魅力的です。本記事では、人気の挙式スタイルから選び方のポイントまで、結婚式準備に役立つ情報を詳しく紹介します。
先輩花嫁に人気の挙式スタイルとは
近年の結婚式では、キリスト教式が約50%と最も高い割合を占めており、次いで人前式が約30%、神前式が約17%という順位になっています。キリスト教式の人気の理由として、純白のウエディングドレスを着てバージンロードを歩く憧れのシーンを実現できることが挙げられます。また、厳かな雰囲気の中で永遠の愛を誓う瞬間は、ゲストにも深い感動を与えるでしょう。一方で人前式は、宗教的な制約がないため、オリジナリティあふれる演出が可能です。例えば、ゲスト全員に結婚の証人になってもらう演出や、ふたりで考えた誓いの言葉を交わすなど、自由度の高さが魅力となっています。
神前式を選ぶカップルは、日本の伝統美を大切にしたいという想いが強く、白無垢や色打掛といった和装の美しさも選択の決め手になっています。
さらに最近では、ガーデンウエディングやレストランウエディングといった、会場の特性を活かしたスタイルも注目を集めており、アットホームな雰囲気を重視するカップルからの支持が厚いです。
挙式スタイルの選択は、ふたりの価値観や理想とする結婚式のイメージによって大きく変わります。トレンドを参考にしながらも、自分たちらしさを大切にすることが、満足度の高い結婚式につながるでしょう。
実際に式場見学をする際は、複数のスタイルを比較検討し、スタッフから詳しい説明を受けることをおすすめします。
挙式のスタイルを解説!
キリスト教式は、教会やチャペルで牧師または神父の立会いのもと行われる挙式スタイルです。新婦が父親にエスコートされてバージンロードを歩き、新郎のもとへ向かうシーンは多くの人が憧れる瞬間でしょう。指輪の交換や誓いのキスなど、映画のワンシーンのような演出が特徴的です。神前式は、神社や神殿で行われる日本の伝統的な挙式形式で、三三九度の盃を交わす儀式や玉串奉奠など、厳粛な雰囲気の中で執り行われます。両家の絆を深める意味合いも強く、家族の結びつきを大切にしたいカップルに選ばれています。
人前式は、宗教や形式にとらわれず、列席者全員を証人として結婚を誓うスタイルです。会場の選択肢も幅広く、ホテルやレストラン、ガーデンなど、ふたりの思い出の場所で挙式することも可能です。
誓いの言葉を自分たちで作成したり、リングリレーやサンドセレモニーといった参加型の演出を取り入れたりと、アレンジの自由度が高いことが特徴です。
仏前式は、仏教の教えに基づいて行われる挙式で、新郎新婦が仏前で念珠を授かり、来世までの結びつきを誓います。寺院で行われることが多く、静寂な空間で心を落ち着けて式に臨めます。
それぞれのスタイルには独自の魅力があり、衣装や演出、会場の雰囲気も大きく異なります。挙式後の披露宴との組み合わせも考慮しながら、ゲストにとっても記憶に残る式となるよう、じっくりと検討することが大切です。
ぴったりのスタイルに出会うための3つのポイント
理想の挙式スタイルを見つけるための第1のポイントは、ふたりの価値観や結婚観を明確にすることです。伝統を重んじるのか、オリジナリティを追求するのか、家族との絆を大切にしたいのか、友人たちとの楽しい時間を優先するのかなど、何を最も大切にしたいかを話し合いましょう。この基準が明確になれば、自然と適したスタイルが見えてきます。第2のポイントは、実際に複数の式場を見学し、それぞれのスタイルの雰囲気を体感することです。
パンフレットやウェブサイトだけでは分からない、会場の空気感や音響、照明の効果などを直接確認できます。模擬挙式に参加すれば、より具体的なイメージを持てるでしょう。また、スタッフの対応や提案力も重要な判断材料となります。
第3のポイントは、予算とゲストの顔ぶれを考慮することです。挙式スタイルによって必要な費用は異なり、衣装代や装花代、演出費用なども変動します。
また、年配のゲストが多い場合は移動の負担が少ない会場を選んだり、遠方からのゲストが多い場合はアクセスの良い立地を優先したりする配慮も必要です。さらに、季節や天候の影響を受けやすいガーデンウエディングの場合は、雨天時の対応策も確認しておきましょう。
これらのポイントを押さえながら、ブライダルフェアや相談会に積極的に参加し、プランナーからアドバイスを受けることで、ふたりにとって最適な挙式スタイルが見つかります。焦らず時間をかけて検討し、一生の思い出に残る素晴らしい結婚式を実現させましょう。