妊娠中に結婚式を挙げるマタニティウエディング。具体的にどのタイミングで実施するかで悩む人は少なくありません。本記事では、マタニティウエディングはいつ挙げるのがベストかについて詳しく紹介していきます。会場選びやドレススタイルのポイントについても紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
マタニティウエディングは妊娠何か月目がベスト？
マタニティウエディングを行う際、妊娠何か月目がベストなのか開催時期に迷う人は多いでしょう。ここでは、マタニティウエディングは妊娠何か月目がベストなのか最適な時期と避けるべき時期を紹介します。最適な時期
マタニティウエディングに最も適しているのは、妊娠5～7か月頃の安定期と呼ばれる時期です。安定期はつわりが落ち着き、体調も比較的安定しやすいため、長時間にわたる挙式や披露宴でも無理なく過ごせる人が多いとされています。また、妊娠後期に比べてお腹のふくらみが目立ちにくく、衣装選びの幅も広がることから、マタニティウエディングを行うには理想的なタイミングと言えるでしょう。
避けるべき時期
妊娠初期（1～4か月頃）は、体調が不安定になりやすく、マタニティウエディングにはあまり適していない時期とされています。この時期は急激な体の変化が起こりやすく、つわりが強く出る人も多いため、無理をすると母体に負担がかかる可能性があります。とくに、流産リスクが高まる時期でもあるため、慎重な判断が必要です。また、妊娠後期（8～10か月頃）も避けたほうが良いとされる時期です。お腹のふくらみによる内蔵の圧迫から、頻尿やむくみ、吐き気などの症状が出やすくなり、長時間の挙式や披露宴への参加は母体への負担が大きくなります。
準備にかけられる期間
マタニティウエディングは、一般的なウエディングと比較して準備にかけられる期間が短くなる傾向があります。妊娠に気が付いてから安定期の内に式を挙げるためには、限られた期間で準備を進める必要があるからです。例えば妊娠3か月頃に気がつき、安定期に挙式を挙げると決めた場合、式場探しから衣装選び、プランの決定までを2～4か月ほどで進める必要があります。さらに、妊娠中は体調が不安定になりやすく、思うように準備が進まないこともあるため、実際に使える準備期間が限られてしまうケースも少なくありません。
マタニティウエディングの会場選びとドレススタイルのポイント
マタニティウエディングの会場選びとドレススタイルのポイントを紹介します。会場選びのポイント
会場を選ぶ際は、施設の設備とマタニティプランの有無、ドレスの充実度、スタッフのサポート体制などに注目しましょう。とくに優先すべき項目は施設の設備とスタッフのサポート体制です。マタニティウエディングの場合、計画を立て始めた時は体調が安定していても、当日を万全の体調で迎えられるとは限りません。そのため、できるかぎり階段などの段差がない会場や横になれる休憩スペースがある会場、控室からの移動がスムーズな会場など、体への負担が少ない会場を選ぶことがおすすめです。
ドレススタイルのポイント
妊娠中に着るドレスのポイントは、お腹・胸にゆとりがあることと重くないことです。試着の際にどの程度締め付け感があるか確認して、できる限り体への負担が少ないドレスを選択しましょう。ドレスを選ぶ時と式当日とでは、お腹の大きさが変わっている可能性が考えられます。体にぴったりなサイズのドレスを選ぶと、当日着られない可能性があるので注意しましょう。エンパイアラインやシャーリングドレスがおすすめです。
無理なくマタニティウエディングを楽しむための当日の注意点
無理なくマタニティウエディングを楽しむための当日の注意点をまとめて紹介します。マタニティウエディングでは、何よりも妊婦の体調を優先させることが大切です。体調に配慮してスケジュールを調整する
マタニティウエディングでは、式当日に体調を崩す可能性が考えられます。そのため、あらかじめ体調に配慮してスケジュールを調整できるよう、スケジュールを詰め込み過ぎないことが大切です。こまめに休憩をとれる時間を確保しておくことで、万が一式の最中に体調を崩しても柔軟に対応できます。控室や休憩スペースを確保しておく
マタニティウエディングでは、式の当日に体調を崩す可能性が考えられるため、あらかじめ控室や休憩スペースを確保しておくことがおすすめです。少しでも横になったり、静かに休める場所があることで、万が一体調を崩した際にも落ち着いて対応することができます。事前に式場スタッフにマタニティウエディングであることを伝え、休憩スペースを相談しておきましょう。
新婦の座る椅子は配慮してもらう
式当日は、座高が高い椅子や手すりがある椅子を用意してもらうことがおすすめです。妊娠中はお腹のふくらみによって重心が変わり、立ち座りの動作が負担になることがあります。座高が高い椅子であれば膝への負担が軽減でき、手すりがある椅子であれば体を支えながら安全に立ち上がれます。長時間の式でも安心して過ごせるよう、椅子の高さや安定性にも気を配ると良いでしょう。
ヒールの高さに注意する
妊娠中はホルモンバランスの変化や血流の影響により、足がむくみやすくなる傾向があります。そのため、式当日に高めのヒールを履くと足元が不安定になりやすく、転倒のリスクが生じます。見た目の美しさも大切ですが、何よりも優先すべきは安全性です。安定性のある低めのヒールやクッション性のある靴を選ぶことで、安心して1日を過ごせます。ウエディングドレスとのバランスを考えてどうしてもヒールを選びたい時は、休憩時に履き替えるフラットシューズを別途用意しておくと良いでしょう。
